2014年3月16日(日)
共産党議員の国会質問
地震・津波対策 学校震災 教訓生かして
高橋氏が強調
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日本共産党の高橋ちづ子議員は、12日の衆院災害対策特別委員会で、東日本大震災の津波被害で461人の児童・生徒が犠牲になったことを教訓に、子どもたちの命を守るための対策について質問しました。
高橋氏は、宮城県教職員組合や大学講師らのチームが、県内の小中学校で犠牲になった261人の死因を情報公開によって分析した調査結果を紹介し、「一律には言えない状況があった。しっかり調査、分析して今後の対策に生かすべき」と述べました。
また、避難所となった学校に生徒数の2倍の住民が避難し、教職員が昼夜を分かたず献身的に対応し、現在も過度のストレスを抱えている状況をあげ、「文科省の報告書でも、『学校が教育活動の場であることに配慮し、避難所としての機能は応急的なものである』と明記している」と指摘。避難所としての機能面ではなく、人に着目した対策の必要性を強調しました。
西川京子文部科学副大臣は「学校の避難所としての機能と教育の場としての機能は区別すべき」と述べるとともに、「災害対応を行った場合には、(教職員に)特別な手当を支給している」と答弁しました。