2014年3月13日(木)
福島から生放送 とことん共産党
震災復興 力合わせて
「とことん共産党」が11日夜、インターネット動画サイト「ニコニコ動画」で放送されました。東日本大震災から3年を迎え、福島市内から「復興をどうすすめるか」をテーマに、被災自治体の共産党議員らをゲストに迎えて生放送。小池晃副委員長がキャスターをつとめ多くの青年が会場にかけつけました。
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宮本しづえ・福島県議は、福島第1原発事故では汚染水漏れが繰り返され、県民の不安は尽きない現状なのに、避難指示解除、賠償打ち切りに動く政府を批判。福島・浪江町の馬場績町議は「道路一本隔て、こちらは帰還困難区域、そっちは居住制限区域ということで賠償に格差がある。格差への住民の怒りはすごい」と述べ、国の機械的な「線引き」に怒りを表しました。
小池氏は「全ての被災者が生活と生業(なりわい)を再建するまで等しく支援するべきだ」と強調。「福島を切り捨てる背景に原発再稼働(を狙い)、原発新設も否定しない政府の姿勢がある」と指摘しました。
福島復興共同センターの斎藤富春代表は、50万枚のアンケートで被災者の要求をつかみ、子どもの健康を守る署名運動に取り組んできたことを発言。「オール福島で奮闘していきたい」と述べました。
民青同盟福島県委員長の大橋沙織さんは、2012年に福島で青年大集会を開いたことを紹介。一緒に集会にとりくんだという会場の女性も発言し、「自分たちで声をあげていけば原発のない福島と日本をつくれると思えた」と話しました。
三浦一敏・宮城県議と斉藤信・岩手県議が電話出演。「復興住宅ができたのはごく一部」と住宅再建が進まない現状を伝えました。
斉藤氏は「住宅の建設費への補助が足りない。(現状が300万円の)被災者生活再建支援金を500万円以上に引き上げてほしい」と訴えました。
小池氏は「被災地のみなさんと力を合わせて、これからも国会と地方でも力をあわせて前に動かしていきたい」と語りました。