2014年3月12日(水)
3・11 イレブンアクション
再稼働なんて許せない
全労連訴えに署名次々
東京・新宿駅前
東日本大震災と東京電力福島第1原発事故から3年の11日、全労連は東京・新宿駅前でイレブンアクションに取り組みました。ベビーカーを押した若い母親らが「原発再稼働なんて許せない。本気で復興に取り組んでほしい」と話し、原発ゼロ署名に次々と応じました。
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「福島復興、汚染水処理に全力を」と書いた横断幕を宣伝カーに掲げました。全労連の高橋信一副議長らがマイクを握り、安倍晋三内閣が原発を「重要なベースロード電源」と位置づけた「エネルギー基本計画」案の撤回を迫りました。「再稼働を許すな、原発をなくせ、の声が全国からあがっている。安倍首相は、今すぐ原発ゼロを決断し、再生可能エネルギーへの転換に力を尽くすべきだ」と訴えました。
津波によって自宅を流された福島県在住の親戚がいると話す女性(64)=目黒区=が署名。「高齢の夫婦ですが、何とか家を建てました。でも、高額な住宅ローンを抱えてどうなるのか。福島では、放射能に汚染された土がブルーシートに覆われたまま残されています。原発には反対です」
ビラを受け取って署名した男性(40)=国立市=は、「放射性廃棄物を処理できる技術を人類は持っていない。危険な原発を次世代に残すのは無責任だ」と話しました。
イレブンアクションは、大震災と東電原発事故の起きた11日に、全国各地で取り組まれています。