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2014年3月6日(木)

きょうの潮流

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 「あれっ、あの角の大きなお店。いつできたんですか」。久しぶりの京都。タクシーの運転手さんに、質問攻めです▼街並みがずいぶん変わりました。「あの音楽喫茶を知ってはりますか」「ええ知ってますよ」「あのお店もなくなったんですわ」「えっ、なくなったんですか」。青春の思い出の場所が次々と消えていくのはさみしいものです▼「私もね、タクシーを運転していて“あれっ、あのお店どこいったんや”“あの会社がなくなってるわ”というのはしょっちゅうですわ」。後で京都府内の事業所は3年間で1万1000件減り減少率が被災地を除いて全国最悪だと知り驚きました▼20日に告示される京都府知事選で、4選をめざす現職知事の選挙母体の名称は「活力ある京都をつくる会」。4年ぶりの復活です。京都経済を疲弊させておいて何が「活力」かといいたくなります▼もっと驚くことがありました。現職知事が京都と滋賀の合併を言い出し「(京都)府を守る気は私はありません」と議会で公言したというではありませんか。「日本の顔」「日本人の心のふるさと」。いろいろな表現で愛されてきた京都を“なくしてもいい”とは▼「世直し府民ネット」の知事候補、尾崎望さんは元気いっぱい。行動する医師は府下をかけめぐり、歴史と文化を生かし、疲れ切った府内経済を「地域循環」型で立て直すプランを訴えています。28年つづいた民主府政時代の知事、故蜷川虎三(にながわとらぞう)さんの言葉を思い出しました。「峠のむこうに春がある」


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