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2014年3月4日(火)

村山談話「侵略」省く

歴史認識問われ首相答弁

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 参院予算委員会で3日、安倍晋三首相をはじめ全閣僚が出席した2014年度予算案の基本的質疑が始まりました。この中で、安倍首相は、日本の侵略と植民地支配に反省とおわびを表明した「村山富市首相談話」(1995年)の立場を継承しているのかと問われ、植民地支配や侵略を認めた部分を省略して読み上げ、安倍政権の立場だと答弁しました。民主党の那谷屋正義氏への答弁。

 村山談話は、「わが国は、遠くない過去の一時期、国策を誤り、戦争への道を歩んで国民を存亡の危機に陥れ、植民地支配と侵略によって、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えました」としています。

 安倍首相はこのうち「遠くない過去の」から「植民地支配と侵略によって」までの50字を削って「かつて」に置き換えて読み上げ、「国策の誤り」だとは認めなかった答弁です。

 削った50字について安倍政権としても継承することを明確に答弁するように求められたのに対し、安倍首相は「今まで何回も答弁して、この(省略した)答弁で確定している」と拒否しました。


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