2014年3月3日(月)
「戦争する国づくりの“先取り”だ」
日米共同「敵地攻撃訓練」に反対
新潟・上越 県民が集会
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自衛隊と米海兵隊が行っている、新潟県関山演習場での共同訓練にたいして2日、新潟県上越市で「日米共同訓練反対県民集会」が行われました。「上越地域の会」が呼びかけた集会には、県内はもとより、隣接する長野や富山県などからも駆けつけ、参加者は110人になりました。
肌寒いなか、高田地域中心街をパレードし「危険な暴走やめよ」「憲法守れ。平和を守れ」と訴えました。
周辺に農地や住宅地。観光地を抱える関山演習場(妙高・上越両市)での演習には、不安の声が広がっています。
長谷川正・上越地域の会副代表は、この訓練は、安倍政権が戦争する国づくりを進めようとするなかで強行されていることを指摘し、「この暴走に対する私たちの怒りを示そう」と呼びかけました。
連帯あいさつで新潟県平和委員会・関根征士会長は、中止要請の取り組みなどを紹介しながら、米海兵隊との「敵地攻撃訓練」の危険性を強調し「訓練反対のたたかいを強めていく」と決意表明。長野県平和委員会・永井光明代表理事は「この訓練は、戦争する国づくりの“先取り”だ。全国化を阻んでいきたい」と述べました。
共産党から橋爪法一・上越市議団長(県議予定候補)が、「平和と民主主義を守る党として絶対に許せない。沖縄県民の不屈のたたかいに学び、平和を守りぬく」とあいさつしました。
パレードした50代の女性2人は、「戦争放棄した日本で、このような軍事訓練は必要ない」と言い切りました。