2014年2月28日(金)
特殊公務災害認定を
仙台市職員津波死 高橋議員が求める
衆院予算委分科会
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日本共産党の高橋ちづ子議員は26日の衆院予算委員会分科会で、東日本大震災で仙台市職員の大友純平さん=当時(38)=が市の広報車で避難を呼びかけていた最中に津波にのまれて死亡したケースを特殊公務災害と認めるよう求めました。
特殊公務災害は、消防職員や警察職員ら高度な危険が予測される状況で公務災害を受けた場合に補償額を加算する制度。政令で定める職員には、災害時に人命救助にあたる職員も含まれています。
大友さんの場合、地方公務員災害補償基金仙台支部の裁決で、高度な危険が予測される状況でないなどの理由で特殊公務災害と認められず、基金本部で再審査が行われています。
高橋氏は「危険を顧みず、職責を果たしたと認めてほしい」「支部長の市長、区長、上司も認定を求めている。誰も望まない争いはやめてほしい」と迫りました。
新藤義孝総務相は「命をとして職責を全うした職員の思いを受け止めなければならないし、国会でこうした議論をすることが(審査会の)適切な判断につながると思う」と述べました。