「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2014年2月28日(金)

きょうの潮流

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

 同僚記者の通勤途上の電車での体験です。座って「しんぶん赤旗」を読んでいたところ、前に立っていた30代くらいの男性に突然声をかけられました。「ちょっと見せてもらえませんか」▼本紙を手に取った男性が食い入るように読んだのは、25日付1面トップの秘密保護法に関する記事。秘密を扱う公務員らに「緊張感を与える」ことを法の目的の一つにすることに法務省が反対したが、推進派に押し切られた事実を明らかにしたスクープです▼男性は真剣な表情で記者に言いました。「こんなことが、すすめられたら戦前のようになってしまいそうですね」。すると隣にいた別の中年男性も「私もそう思います」と合いの手をいれました▼秘密保護法強行に引き続き、集団的自衛権行使に向け「最高責任者は私だ」と解釈改憲へ暴走を加速させる安倍晋三首相。しかし一方で首相の“気分は戦争”ぶりに不安や怒りを示す世論が急速に高まっています。同僚記者に話しかけてきた人たちも、そうした思いを抱いたのでは▼本欄1月7日付で紹介した元京都市長候補の井上吉郎さんが続けている、車椅子に乗っての秘密保護法反対“1人静かな無言宣伝”も大きな反響が。読者からは「勇気をいただいた」などの便りが寄せられています▼宣伝を手伝ったり、激励してくれる市民が増えている様子をフェイスブックで伝える井上さん。最近、こんな言葉で結んでいました。「寒い冬に蕾(つぼみ)をはぐくんだ梅とともに、春はやってくる。つきでる希望」


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって