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2014年2月24日(月)

無差別攻撃など停止を

シリア内戦 安保理 全会一致で決議

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 【ワシントン=洞口昇幸】多数の民間人が戦闘地域で包囲されるなど状況悪化が深刻なシリア内戦の問題で国連安保理は22日、同国アサド政権と反体制派に対し、無差別爆撃などの攻撃の停止、民間人の包囲の速やかな解除、人道支援の促進に協力を求める決議を全会一致で採択しました。

 決議では、アサド政権による広範囲な人権侵害や国際人道法違反を非難。シリア国内で対立するすべての勢力に、首都ダマスカスや北部アレッポなどで行われている民間人の包囲をやめるよう迫っています。

 国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長は決議採択を歓迎しつつも、国際法の下で無条件に行われるはずの人道支援が困難な状況になっていることに強い懸念を表明。“戦争の戦術”として民間人が包囲されていること、子どもへの性暴力や虐殺などの人権侵害の報告が相次いでいることを訴えました。

 決議は、採択から30日以降、不履行が報告された場合には「さらなる措置を取る意思がある」と、内戦の全当事者に決議順守を要求。また、内戦の政治的解決がない限り、人道的状況は悪化するとして、国連・国際社会が支援するアサド政権と反体制派との直接対話への支持を表しています。


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