2014年2月22日(土)
原発ゼロ 国民の意思
首相官邸前行動 コール響く
|
首都圏反原発連合(反原連)は21日、原発ゼロを訴える首相官邸前抗議行動を行いました。2300人(主催者発表)の参加者は「再稼働反対」「海を汚すな」と訴えました。
東京電力福島第1原発では、20日に高濃度の放射能汚染水が約100トンも流出するなど、危機的な状況にあるのに、安倍晋三首相はエネルギー基本計画で原発を「重要な電源」と位置づけて再稼働に突き進もうとしています。
「汚染水どうするんだ」「まず福島を助けよ」など手製のプラカードが掲げられ、ドラムやカスタネットのリズムに合わせ、抗議のコールが響きました。
東京都新宿区の男性(28)は「原発から撤退しようというのが国民の総意。それを無視するなんて考えられない。福島の現状をないがしろにしたまま、再稼働しようとするのは、ふざけている」と憤ります。
東京都足立区から夫(30)と一緒に参加した女性(29)は「すぐに廃炉にむけて政策をつくるべきだとパブリックコメントを出しました。再稼働をしようとする人たちは、福島の状況を人ごとのように思っているのではないか」と語りました。
|
「原発SOKUZERO(即ゼロ)」と書いたゼッケンを背負って参加した、さいたま市の男性(41)は「いくら首相が安全だと主張しても、福島では3年前の事故の被害が拡大し続けています。すべての原発の解体が始まるまで抗議し続けたい」と語りました。
日本共産党の笠井亮衆院議員、吉良よし子参院議員もスピーチしました。