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2014年2月22日(土)

小野塚が銅 FSスキー女子HP

アルペンの力生きた

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 空中で派手に回らなくても、高さだけで歓声がわきました。小野塚選手が最大の持ち味をいかして、銅メダルをつかみとりました。転向してわずか2年半の快挙です。

 図抜けた跳躍を生み出すのが、アルペンスキーで鍛えた滑走力です。それも、悪条件で競う大会を得意としてきました。

 全日本スキー技術選手権。アイスバーンやこぶ斜面で、ターンの技術を競います。10代後半から表彰台の常連でした。

 荒れた斜面で滑りを制御できる力が、ハーフパイプに生きました。半円状の雪面でも、安定感を保ちながらスピードを出せます。着地の後も、すぐに体勢を立て直せます。

 「つらいこともあったけど、(アルペンから)転向してよかった」。心からの実感です。

 当初の支援体制は乏しく、遠征費はすべて自己負担。地元・新潟に支援者を募りました。国際大会への出場も自力でこなしました。

 インタビューした昨年、彼女はその思いにふれました。

 「仲間のなかには、お金がなくて車で生活して競技を続けている人もいる。自分が成績を出せば、だれにでもチャンスがあることを示せる」(勝又秀人)


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