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2014年2月15日(土)

きょうの潮流

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 列島各地に被害をもたらしている大雪。先日同様、転倒者や交通事故が相次いでいます。大分では雪の重みで倒れた木に列車が乗り上げ、脱線事故も起きました▼「柳に雪折れなし」といいます。しなやかな柳の枝は雪が降っても重みに耐えて折れることがない。対して堅い木の枝は折れることもある。そこから柔軟なものは弱々しくみえるが、堅いものよりもかえって強いことを表します▼沖縄にも同じような言い伝えがあります。「やふぁら がんじゅーむん」(柔らかいものは頑丈者)。「やふぁら」は、転じて病弱者を指すそうです。そういう人は体調の変化に敏感で無理をせず長生きする。そんな意味があります(『沖縄ことわざの窓』)▼“剛”ばかりがたたえられ、“柔”は追いやられる時代もありました。とくに戦争中はそうでした。しかし、柔軟さを失った社会はやがてほろびる。「やふぁら がんじゅーむん」が称賛される時代は平和の証しなのでしょう▼日米両政府を相手にした沖縄のたたかいも決して折れません。巨大権力の剛に立ち向かい、新基地の建設を許さない県民や名護市民。14日には、辺野古埋め立て承認の取り消しや仲井真知事の辞任を求める声が県庁を包みました▼県議会では辺野古承認究明の百条委を設置。名護の稲嶺市長は、国内外の記者に「民意の否定は、民主主義国家ではあってはならない」と訴え、ケネディ駐日米大使にも状況を伝えました。知恵と力を尽くす柔軟でたくましいたたかいが続きます。


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