2014年2月8日(土)
汚染水対策こそ 原発ゼロへ官邸前90回
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首都圏反原発連合(反原連)は7日、90回目の首相官邸前抗議行動を行いました。福島第1原発で1リットル当たり500万ベクレルという高濃度の放射能汚染水が検出されるなか、安倍晋三首相は原発を「重要なベース電源」として再稼働に突き進もうとしています。2500人(主催者発表)の参加者は「再稼働反対」「海を汚すな」の声をあげました。
参加者たちは息で手を温めながら、「再稼働より汚染水対策」「安倍さんこの声が聞こえるか」などと書いたプラカードを高く掲げ、手拍子を鳴らして抗議しました。
埼玉県の男性(69)は、中部電力が浜岡原発の安全審査を申請することにふれ、「事故は終わってないのに、再稼働なんてもってのほか。再稼働は許さないと政府にアピールしていかなければ」と話します。
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福島県会津若松市の女性(64)は初参加。「大熊町や楢葉町から避難した人たちの姿を見るとつらい。原発は使うのも、つくるのも、輸出するのもだめ。福島を忘れないでほしい」といいます。
東京都三鷹市から参加した男性(33)は「福島の事故は収束していない。せっかく止まっている原発をわざわざ動かす必要なんかない」と語りました。
日本弁護士連合会前会長の宇都宮けんじ弁護士や、日本共産党の笠井亮衆院議員、吉良よし子参院議員もスピーチしました。