2014年2月6日(木)
都政の転換は
カジノ「断固反対」宇都宮氏
舛添氏「議論必要」
東京都知事選では、カジノを東京に持ち込もうとした石原慎太郎、猪瀬直樹両知事の時代のカジノ都政の転換が問われています。
石原氏は1999年に知事に当選した直後から「お台場にカジノを」と全国に先がけてカジノ合法化を主張。猪瀬氏も「カジノはおとなのディズニーランド」などとのべ、東京都は毎年の国の予算にたいする要望でカジノ合法化を求め続けています。
宇都宮けんじ候補は、「カジノには断固反対」とのべ、長年サラ金被害者の救済を行ってきた経験から「日本はすでにカジノ大国になっている」と強調。「カジノに頼る政治家が多いことは日本の憂うべき状態」「もうかればいい、税収が増えればいいというが、人間が堕落した状態でいいのか」と批判しています。
インターネット上での主要4候補の討論会(1日)で、宇都宮氏が他候補の見解をただしたのにたいし、舛添要一候補は「今後の議論が必要」、田母神俊雄候補は「世界の富裕層を呼び込む」と賛成を表明。細川護熙候補は「公序良俗の観点から反対」とのべました。