2014年1月27日(月)
インド各地「原子力お断り」
日印協定に反対し集会
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【ニューデリー=安川崇】安倍首相の訪印に合わせ、日印原子力協定の締結に反対する集会が25日、インド各地の原発計画地など少なくとも8カ所で開かれました。首都ニューデリーでは約80人が参加。主催者らは、全国で3千人以上が参加したとしています。
日印原子力協定が締結されると、日本がインドに原発技術を輸出できるようになります。これに反発する原発予定地の住民や反核団体関係者らが今月半ばから「原子力はお断り」と書いたポスターを掲げて写真撮影し、インターネット上に投稿する運動を続けています。
この日は巨大原発施設の予定地である西部ジャイタプルで千人規模の集会があったほか、ロシア製原子炉が最近稼働した南部クダンクラムなどでもポスターを掲げた集会が開かれたといいます。
ニューデリーでの集会ではインド、日本、ドイツなど各国から集まった「ポスター写真」数百枚を幅約5メートルの横断幕にして展示。インド共産党(マルクス主義)=CPIM=のカラート書記長も出席し、「原発輸入を阻止するため、日印両国市民が両政府に圧力をかける時だ」と呼びかけました。