2014年1月25日(土)
原発ゼロの声を聞け
官邸前で抗議行動
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通常国会が始まった24日、首都圏反原発連合(反原連)は原発即時ゼロなどを訴える首相官邸前抗議行動を行いました。
安倍晋三首相は、施政方針演説で「これまでのエネルギー戦略をゼロベースで見直すし」、原発の再稼働を推進する方針を表明しました。2000人(主催者発表)の参加者はドラムのリズムにあわせて「再稼働反対」「原発いらない」とコールしました。
「原発ゼロジャパン」「原発なくても大丈夫」などのプラカードや、トランペット、手製の楽器などでアピールする参加者の姿も。
千葉県佐倉市の男性(71)は「核のゴミの危険性がなくなるには途方もない時間がかかる。再稼働や新増設ではなく、即廃炉が正しい選択です」といいます。
初参加という東京都大田区の男性(31)は「安倍政権は原発ゼロを求める世論を聞かないが、あきらめたくない。暴走をとめるのは世論の力しかない」。
東京都江戸川区の会社員男性(52)は「(施政方針演説で)首相は原発依存を減らすといっているが、エネルギー基本計画案では重要電源にするといっている。1基も再稼働させないこと以上の安全はない」。
鹿児島県屋久島町から参加した女性(29)は「安全な原発なんてありえない。いま電気は足りているのだから再稼働なんてどう考えてもおかしい。再稼働は国民のためにならない」と話しました。
日本弁護士連合会前会長の宇都宮けんじ弁護士や、日本共産党の笠井亮衆院議員、吉良よし子参院議員もスピーチしました。