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2014年1月25日(土)

きょうの潮流

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 人権の侵害は、相手が誰であれ、怒りの対象となるべきだ。この権利にかんする限り、妥協の余地はない―。元レジスタンス闘士のステファン・エセルさんが、93歳のときに記した『怒れ! 憤れ!』の一節です▼フランスで出版され、30カ国で翻訳された著書は、多くの若者の心を動かし、世界中の大衆運動に火をつけました。ナチの強制収容所を生き延びたエセルさんは戦後、外交官になって、国連の世界人権宣言の起草に加わりました▼生涯を人権のためにたたかったエセルさんは呼びかけます。「歴史の脈々たる流れは、一人ひとりの力で続いていくものである。この流れが向かう先は、より多くの正義、より多くの自由だ。正義と自由を求める権利は誰にでもある」▼通常国会初日。国会を人間の鎖が取り囲みました。ひろがる青空に響きわたる怒りの声。「秘密保護法を廃止しよう」「情報は市民のものだ」「取材・報道の自由を守るぞ」「憲法を守れ、人権を守れ、民主主義を守れ」▼もっとていねいに説明すべきだったと、口にしていた秘密法について、安倍首相は施政方針演説で一言も触れませんでした。あらゆる分野で安倍政権が暴走すればするほど、国民のたたかいは燃え上がり、立ち上がる人びとは増えていきます▼国会大包囲や全国の行動に呼応し、“自共対決”の最前線に立つ議員団に志位委員長は訴えました。「安倍政権のすべての暴走に対し、国民的な大反撃をもってこたえよう」。激突国会のゴングが鳴りました。


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