2014年1月24日(金)
第二関門橋計画 ムダ遣い許さない
下関市 辰巳議員ら予定地調査
山口・福岡両党県委
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関門海峡に新たに橋を架ける「第二関門橋」道路計画が再浮上している問題で、日本共産党の辰巳孝太郎参院議員と山口・福岡両県委員会は23日、建設予定地を調査、意見交換をしました。山口県議団、下関市議団、北九州市議団が参加しました。
第二関門橋は、「ムダ遣い」との批判を浴びて、国が2008年3月に建設に関する調査の「中止」を表明したものの、安倍自公政権の「国土強靱(きょうじん)化」の掛け声に呼応して、山口・福岡両県や九州経済連合会が「早期実現」を求めています。
辰巳氏らは、下関市を訪れ、同市西部彦島と対岸の北九州市小倉北区西港町の建設予定地を確認しました。
意見交換で山口側は、「交通量の緩和」や「既存の道路の老朽化」などを口実に推進の動きが強まっていると説明。福岡側は、県の調査で下関市と北九州市を結ぶ関門橋の交通量が微減傾向にあることを示し、「大きな渋滞は一切ない。耐久面でも、メンテナンスを行えば十分利用できる」と強調しました。
両県委は、今後も情報交換しつつ、「老朽化対策などの研究を行い、ムダ遣いの復活を許さないたたかいを進めよう」と提起。辰巳氏は「建設復活の動きは顕著になっており、たたかいが大事。老朽化対策を国会論戦の軸にしたい」と述べました。