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2014年1月24日(金)

主張

都知事選第一声

暴走ノー、都政の願い託すのは

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 1300万人都民の暮らしにかかわる東京都知事選が告示され、2月9日の投票日に向け激戦がスタートしました。「徳洲会」献金疑惑にまみれた猪瀬直樹前知事の辞任にともなう選挙は、福祉やまちづくりなど都政の行方だけでなく、国政にも大きな影響を与える重要な政治戦です。告示直前までまともに政策を語らない候補が相次ぐなか、「希望のまち東京をつくる会」の宇都宮けんじ氏(日本弁護士連合会前会長)=日本共産党、社民党など推薦=が都政でも国政でも都民の願いを託せる候補であることが第一声でも鮮明です。

都政も国政も審判下す

 「東京の暮らしを前に。安倍政権の暴走にストップをかける」―。宇都宮氏が第一声で力を込めて訴えると聴衆から熱い声援が寄せられました。

 「都民に冷たい都政を変えたい」という都民の願いは切実です。石原慎太郎元知事から猪瀬前知事まで14年間続いた「福祉に冷たい、大企業優先」の都政は、都民のための福祉、教育、防災などをほり崩してきました。それだけに石原・猪瀬都政ときっぱり決別し、「世界一、働きやすく、くらしやすい東京」のため、雇用や子育て、高齢者対策を最優先にすすめる宇都宮氏の具体的な政策提起は、多くの都民に歓迎されています。

 自民都連や公明都本部などがおす舛添要一元厚労相は、石原・猪瀬都政の完全な後継者です。冷たい都政を変える姿勢はありません。細川護熙元首相も都政についてほとんど語らず、石原・猪瀬都政の転換方針は示しません。細川氏を応援する小泉純一郎元首相は、都民にも大きな犠牲を強いた「構造改革」推進の張本人です。宇都宮氏こそ都政を大本から転換できる唯一の候補です。

 今回の知事選は、暴走する自民・公明の安倍晋三政権に首都の有権者が「ノー」を突きつけるかどうかも重要な争点です。政権復帰から1年余り、暮らし、平和、民主主義を破壊する安倍政権の暴走はますます加速し、多くの国民・都民の不安と怒りをかきたてています。4月からの消費税増税は、都民の暮らしと経営も破壊する暴挙です。安倍政権が原発再稼働だけでなく原発依存を続けることを公言しだしたことは、都民の願いに真っ向から反します。

 国政のあらゆる重要課題で都民の期待に正面からこたえているのは宇都宮氏だけです。秘密保護法廃止を求め、集団的自衛権行使容認に反対し、「憲法を生かす」都政実現をめざす政策は、都民の気持ちを代表しています。原発問題でも「再稼働反対・原発に頼らない東京の実現」という宇都宮氏の訴えは一貫しています。原発被災者支援や原発反対の市民運動の行動で裏づけられた宇都宮知事を誕生させてこそ「原発ノー」の都民の願いも生きることになります。

力あわせ未来を開く

 さきの沖縄県名護市の市長選は、米軍新基地反対を貫いた稲嶺進市長が大差で勝利し、安倍政権に痛打を与えました。東京都知事選でも幅広い都民が力を合わせ、安倍政権と、石原・猪瀬都政の継承を目指す勢力に痛打を与えるチャンスです。

 東京と全国のために、暮らし、平和、民主主義を守れの声を広げに広げ、宇都宮氏勝利で日本の未来を開こうではありませんか。


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