2014年1月23日(木)
辺野古「移設」断念求める意見書
嘉手納町議会が可決
全会一致は県内市町村議会で初
沖縄県嘉手納町議会は22日、米軍新基地建設のための安倍政権の同県名護市辺野古の埋め立て申請を仲井真弘多(なかいま・ひろかず)知事が承認したことに強く抗議、辺野古「移設」断念を求める意見書を全会一致で可決しました。全会一致可決は県内41市町村議会で初めてです。
同議会は同日、米軍ヘリ墜落続発に抗議、飛行停止を求める決議・意見書も全会一致で可決しました。
抗議決議・意見書は、7日の英国南東部ノーフォーク州での米空軍所属HH60Gヘリ墜落(乗員4人死亡)、8日の米国南部バージニア州での米海軍所属MH53E墜落(乗員2人死亡、2人負傷、1人行方不明)を受けてのもの。墜落したHH60Gヘリの同型機が米空軍嘉手納基地に配備され、昨年8月に米軍キャンプ・ハンセン(同県宜野座村など)で墜落(乗員1人死亡)していると指摘。「住民の人命軽視以外の何物でもなく、安全性が欠如した訓練は到底容認できない」としています。
米バージニア州ラングレー基地所属のF22Aラプター戦闘機12機と兵員約300人の嘉手納基地への暫定配備に抗議、同部隊の即時撤去を求める決議・意見書も全会一致で可決しました。