2014年1月23日(木)
都知事選きょう告示
希望持てる東京を
日本記者クラブ 宇都宮候補が会見
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東京都知事選が23日告示(2月9日投票)されます。前日の22日、「希望のまち東京をつくる会」の宇都宮けんじ候補(67)=日本弁護士連合会前会長、日本共産党など推薦=は千代田区の日本記者クラブで記者会見し、「誰もが希望を持って生きられる、暮らしやすい東京をつくりたい」と訴えました。
宇都宮氏は40年以上、弁護士としてクレジット・サラ金の被害者、オウム真理教事件の被害者の救済に取り組み、国に立法措置をつくらせた実績を強調。「五つの基本政策と二つの特別政策」を説明しました。
石原・猪瀬都政14年間の福祉切り捨て路線を転換し「世界一働きやすく、暮らしやすい東京をつくる」と主張。特別養護老人ホームや認可保育所の待機者の解消、ブラック企業規制条例の制定などを進めると述べました。首都直下地震の防災・減災対策を強化し、原発再稼働に反対して東京電力の大株主として原発の廃炉を提案すると強調しました。
また、「安倍政権の暴走にストップをかけ、憲法9条を守る」と表明し、秘密保護法の廃止を求める考えを示しました。
宇都宮氏は、安倍政権の経済政策について記者から問われ、「大企業はもうけているが、賃金は下がり貧困と格差が広がっている。消費税増税や社会保障削減を進めれば経済は破綻する」と批判しました。
細川護熙(もりひろ)元首相が「脱原発」を掲げ立候補することについて「脱原発は重要課題だが、都政は、都民の命と福祉を守る仕事も重要。安倍政権と憲法についても、細川氏は何ら見解を示していない」と指摘しました。
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