2014年1月21日(火)
論戦逃げる都知事選候補者
日本記者クラブ共同会見中止に
細川氏欠席が理由
東京都知事選挙で、告示日前日(22日)に予定されていた日本記者クラブ主催の候補者共同記者会見が20日、中止となりました。同クラブによると、細川護熙元首相が出席しないことが理由です。
都知事選挙をめぐっては、宇都宮けんじ予定候補=日本共産党などが推薦=以外の候補者が、政策論戦から逃げる異常事態になっています。
これまでも、東京青年会議所などが14日に予定していた公開討論会が、18日に延期された末に中止になりました。18日の討論会では、細川氏が欠席をまず表明し、舛添要一氏も「主要な候補者が参加しないため」と不参加を決めました。
主催者の東京青年会議所などは18日、「本当に都民のための東京都知事を目指して立候補を表明されたのか疑問を抱かずにはいられません」と欠席を表明した予定候補者を批判するコメントを発表しました。
細川氏はそもそも、14日に「脱原発」を述べただけで、政策も発表していません。細川陣営関係者が「できる限り発表を遅らせた方が有利」と述べたと、共同通信は報じています。
宇都宮氏は、公開討論会も22日の記者クラブ主催の共同記者会見も参加を表明していました。宇都宮氏は「都民の前で正々堂々とオープンに政策を語り合うべきだ」と訴えています。