2014年1月21日(火)
宇都宮さん「福祉守る」
知的障害者ら対象 公開討論会
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東京都知事予定候補の宇都宮けんじさん=日本共産党などが推薦=は20日、東京都狛江市で開かれた知的障害者などを対象にした都知事選立候補予定者の公開討論会「わかりやすい演説会―狛江」に参加し、「福祉に力を入れ、障害を持つ人をはじめ誰もが暮らしやすい東京にします」と訴えました。
改正公職選挙法の施行(昨年6月30日)で、成年被後見人の選挙権が回復したのを受け、同市の地域自立支援協議会が主催。同市の知的障害者や家族、支援者ら約200人が参加しました。
宇都宮さんは、弁護士としての43年間の経歴とブラック企業根絶などの雇用政策と福祉の充実、原発ゼロなどの公約を説明。「都知事になったら障害を持つ人のところにも足を運んで話を聞き、誰もが暮らしやすい街にしていきたい」と強調しました。
参加した女性(41)は演説会後、宇都宮さんに「障害者対象のグループホームやケアホームが少なすぎて入れないから増やして」と要望しました。
同協議会の柴田洋弥会長は「選挙権があるにもかかわらず、『難しそうだから』と選挙に参加してこなかった知的障害のある人は多い。障害がある人も主権者だということを実感してもらい、今度の都知事選にはぜひ、投票してもらいたい」と述べました。
立候補を表明する細川護熙氏は妻が代理で参加。舛添要一氏はメッセージを寄せました。その他3人の候補者が参加しました。