2014年1月17日(金)
エジプト新憲法草案 賛成多数承認へ
【カイロ=小泉大介】14、15両日に実施されたエジプト新憲法草案の国民投票の開票が投票終了直後から始まり、メディアなどによれば、16日までに圧倒的多数の賛成で承認されることが確実となりました。
政府系紙アルアハラム(電子版)によると、同日午前で全27県のうち25県(首都カイロを除く)の大勢が判明し、賛成票は約98%となりました。内務省高官は同日、地元テレビに対し、「草案は95%以上の賛成で承認されるだろう」と語りました。
今回の国民投票は、昨年7月に軍により解任されたモルシ前大統領の出身母体であるイスラム主義組織・ムスリム同胞団などがボイコットしたため、賛成票が多数を占めることはある程度予想されており、関心は投票率に集まっています。
選挙管理委員会による公式結果の発表は、投票終了から72時間以内とされます。