2014年1月16日(木)
稲嶺候補全力「新基地ノー」 市民の心踏みつける政府に負けない
大激戦 名護市長選 最終盤「3日攻防」へ
|
安倍政権の新基地建設押し付けを許すかどうかを争点に大激戦となっている沖縄県名護市長選(19日投票)はいよいよ投票日前の「3日攻防」といわれる最終盤に突入します。新基地建設ノーを訴える稲嶺ススム候補は15日、終日市内を駆け巡りました。
稲嶺候補は早朝の宣伝で、菅義偉官房長官が名護市長選の結果に左右されることなく「辺野古移設を粛々とすすめる」(14日)とのべたことに対し、「権力を前面に打ち出して名護市民の心を踏みつぶしていこうという政府の正体を丸出しにした。絶対に許してはなりません」と批判しました。
さらに、同日夜の決起集会でも自民党県連や仲井真弘多知事らが政府の圧力に屈したことについて、「理不尽などう喝、圧力で公約を撤回するということが日本で許されるのか。民主主義が問われる選挙だ。大義はわれわれにある。そのために勝利して日米両政府に思い知らせよう」と訴えました。
また、「街づくりは天からふってくる再編交付金で一時的にできるものではない。そのような資金でつくる街は長続きしない」と指摘。新基地にオスプレイ100機が配備され、街の上空を飛びまわるようになれば、観光面でも打撃を受けると警鐘を鳴らしました。
一方、末松文信候補を全面支援する自民党は、「基地をつくる場所は政府が決める」と発言して強い反発を受けた石破茂幹事長が16日にも名護入りします。地方選挙で最高幹部が応援に入るのは異例の対応です。
企業や地縁・血縁を通じた締め付けで、期日前投票への動員を強めています。期日前投票は告示後2日間で4060票と、前回同時期比で1・8倍となっています。
稲嶺後援会も、期日前投票を積極的に呼びかけています。