2014年1月15日(水)
都知事選で政策論争を
宇都宮氏が見解
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東京都知事選(23日告示、2月9日投開票)で、宇都宮けんじ予定候補(67)は14日、都内で記者会見し、細川護熙元首相や舛添要一元厚生労働相が立候補を表明したことについて、見解を述べました。
宇都宮氏は「都知事選では政策論争が行われるべきだ」と強調。「これから、おおいに公開の場で討論会を行っていきたい」と話しました。
細川氏が「脱原発」を公約に掲げるとしていることについて「私も重要な政策だと考えている」と発言。「ただ、細川さんが首相だった当時、政府は原発を推進していた。(その時の責任など)どのように考えているのか語るべきだ」と説明を求めました。
また、宇都宮氏は、今回の選挙が行われるのは、猪瀬(前知事)氏が徳洲会から5000万円を受け取ったことが端を発していることにふれ、「細川さんも首相をおやめになったのは、お金(佐川急便からの1億円借り入れ問題)がからんでいた。この問題についても都民の前で説明すべきだ」と語りました。
宇都宮氏は「私は憲法を守り、東京から平和を発信する」と発言。安倍政権が憲法を踏みにじり集団的自衛権の行使容認などを狙っていることを挙げ、「細川さんがどう考えるのか明らかになっていない」と語り、安倍政権への態度を問いました。
宇都宮氏は、舛添氏について、厚労相時代に福祉切り捨てを進めたことにふれ、「庶民に冷たい政治家と感じている」と述べました。