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2014年1月12日(日)

きょうの潮流

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 一度見たら、忘れられない風景があります。目の前に果てなくひろがる太平洋。朝焼けが、青緑のサンゴの海を照らしていきます。「心に海染みり」。名護・辺野古の日の出です▼ジュゴンやウミガメが泳ぎ、豊かなサンゴに多様な生き物が育つ宝の海。そこは17年前から米軍新基地の予定地でした。しかしテント村での座り込みをはじめ、建設を許さない市民や全国のたたかいで、いまだに杭(くい)の一本も打たせていません▼その辺野古の海の埋め立てを認めた仲井真県知事。公約違反だと県議会が史上初の辞任を突きつけるなか、名護市長選が告示されました。まさに基地の賛否を正面から問う一騎打ち。人口6万人余の町は騒然とした雰囲気です▼後世に負の遺産は残さないと、基地はいらないの姿勢を貫く現職の稲嶺ススム市長。支援の輪はホテル大手グループの経営者や保守政治家の重鎮にまでひろがり、後援会には手伝いたいという人たちが次々に▼稲嶺さんの応援には、平和へのつよい思いがあります。悲惨な戦争体験、戦後の苦難の道のり。いまも基地が集中し、世界中で墜落事故を起こしている軍用機が頭上を飛ぶ沖縄の日常。これ以上、命を脅かす基地のたらい回しや押し付けはがまんできない▼4年間の稲嶺市政は、基地負担のお金に頼らず、教育や医療など市民一人ひとりを大切に生活を向上させてきました。その成果をさらに進める選挙にもなります。名護の、沖縄の、そして日本の将来がかかった対決です。勝利をわれらに。


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