2014年1月10日(金)
沖縄・名護市長選 12日告示・19日投票
総決起大会 稲嶺ススム市長のあいさつ
後世に負の遺産残さない 今いる私たちが
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昨年11月に県選出の自民党国会議員、自民党県連が脅かされ、屈服させられました。石破幹事長の後ろに座らされていた5人の議員の姿に悲しくなりました。そういう状況をわれわれは68年間も味わわされてきました。
それがいまの日本の姿です。靖国神社参拝、集団的自衛権、特定秘密保護法などなど、どこに向かっているんですか。
仲井真県知事も東京に行って日本政府に裏工作され、「良い正月を迎えられる。140万県民を代表して感謝申し上げる」とまでいいましたが、県民の誰がお願いしましたか。「沖縄が基地に反対するのはお金を引き上げるため」という誤ったメッセージを日本国民に伝えてしまいました。こういう形で屈服してしまった県知事は本当にウチナー(沖縄)の代表としてふさわしいのでしょうか。
しかし、こういう話ばかりではありません。オリバー・ストーンさん(米映画監督)をはじめ、世界中の有識者29人が連名で「普天間基地の辺野古移設中止を」との声明を発表しました。われわれの仲間は世界中にいるのです。
「辺野古の海にも陸にも新しい基地をつくらせない」と公約し、就任以来その信念をずっと貫いてきました。この公約を貫いていきます。
もう一つ、この4年間、新基地受け入れと引き換えの基地再編交付金に頼らない街づくりを進めてきました。子育て支援では、保育園の定員560人を増やし、中学卒業までの入院・通院費助成を実現しました。学校のトイレ改修、小中学校全普通教室へのクーラー設置、校舎耐震化を前倒し実現してきました。農業振興や財政健全化、入札制度の改善など、前市政が再編交付金をもらっていた時よりもきめ細かく対応してきたつもりです。
今度の市長選挙は、名護市・沖縄県だけの問題ではありません。これからの日本のあり方を問うことになると思います。
後世の子どもたちに「負の遺産」を残さず、きっぱりノーの答えを出す、それができるのは今いる私たちなんです。後世の子どもたちに「ありがとう」と言われるような答えを導き出さなければならない。大義はわれわれにあります。名護市民の心意気を、気概を示そうではありませんか。稲嶺ススムは必ず市民のみなさんの信頼と期待に応えます。決して裏切るようなことはしません。