2014年1月8日(水)
米国寒波 シカゴで氷点下27度
【ワシントン=島田峰隆】米中西部、東部から南部にかけての広い範囲が激しい寒波に見舞われています。気象当局は、各地で7日ごろまで過去20年近くで最も厳しい寒さになるとして注意を呼び掛けています。
中西部シカゴでは6日朝、氷点下27度を記録。地元紙によると1988年以来の寒さとなりました。気象当局は、カナダと国境を接するノースダコタ州で氷点下50度、カンザス州でも最悪の場合氷点下40度程度に達する可能性があると予測しています。
中西部では気温が例年と比べて11〜22度低くなっており、各地で悪天候のため学校や公共機関、一部の道路が閉鎖されています。
寒波の影響は南部の州にも及び、オクラホマ州の州都オクラホマシティーでは6日、学校が閉鎖されました。
同日は各地で旅客機4000便以上が欠航。悪天候による交通事故などで少なくとも4人が亡くなりました。気象当局は、外出を控えて凍傷や低体温症から身を守るよう呼び掛けています。