2014年1月7日(火)
都知事選 宇都宮氏が出馬表明
共産党推薦 勝利へ全力
党本部で会談 志位委員長が表明
医療法人「徳洲会」からの裏献金疑惑で前知事が辞職したことに伴う東京都知事選(23日告示、2月9日投開票)で、前日本弁護士連合会会長の宇都宮健児氏(67)は6日、東京都庁で会見し、立候補を表明しました。会見後、宇都宮氏は日本共産党本部を訪問し、支援を要請。志位和夫委員長は、宇都宮氏を推薦してたたかうことを明らかにしました。都知事選への立候補表明は宇都宮氏が初めてで、自民党・公明党なども候補者選考をすすめています。
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志位委員長は、党本部を訪問した宇都宮氏と会談し、都知事選への支援要請を受けて「宇都宮さんは日弁連会長として、人権、平和、憲法を守るたたかいの先頭にたってきました。政策を拝見しましたが、全面的に賛同できます。共産党として推薦し、勝利のために全力をあげます」と表明しました。両氏は会談後、固い握手を交わしました。市田忠義書記局長、若林義春都委員長が同席しました。
会談で宇都宮氏は▽安倍政権の暴走にストップをかける▽環境に配慮し震災・原発事故の被災者が歓迎できる五輪を目指す▽猪瀬前知事の裏献金疑惑の徹底究明―など自らの政策を端的に説明。「共産党にも力強い支援をいただきたい」と申し出ました。
これに対して志位委員長は「今度の選挙は東京の暮らしと福祉を取り戻すことが大事な争点になります。国民そっちのけの安倍政権の暴走に都民が審判を下す機会にもなります」と応じました。東京五輪のあり方や猪瀬前知事への対応にも賛同の意を表明しました。
宇都宮氏は、「都知事選は、全国が関心をもっています。これからの日本を占う選挙です。全国のみなさんの思いを受け止めて頑張りたい」と重ねて表明。沖縄県名護市長選(19日投開票)にも言及しました。志位氏は両選挙の勝利に向けた決意を表明しました。