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2014年1月4日(土)

きょうの潮流

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 初詣に行くと、職業柄ついつい気になる場所があります。寺や神社に設けられている「絵馬掛け所」。訪れた人が、干支(えと)などの絵を描いた木の板に願い事を書いて掛ける場所です。そこからは庶民の思いの一端が読み取れます▼今年行った北陸の神社にもたくさんの絵馬が掛けられ、年配の夫婦や若いカップルらが真剣に書き込む姿が。内容はさまざまですが、仕事に関するものも目立ちます▼「○○社に就職できますように」「社会福祉士に合格したい」。若い人でしょうか、夢がかなえばいいのですが。「今年こそ正社員になりたい…」という切実な願いも少なくありません▼労働者のうち非正規雇用が約4割、2000万人超。20年前に比べると大幅に比率が上昇しています。安倍首相は、「アベノミクス」で雇用も賃金も良くなるかのように言い立てますが、実際にやろうとしていることは労働法制のさらなる規制緩和など正反対です▼悪政のもとで、絵馬に書かれたような願いを現実のものとするために必要なもの。それは力を合わせた「たたかい」です。本紙1日付1面には、派遣切りされた労働者を正社員と認める画期的判決を勝ち取ったマツダの労働者たちのたたかいが紹介されています▼裁判支援を呼びかける宣伝行動を、いぶかしげに眺めていた市民が次第に協力してくれるなど、世論と結んだ粘り強い運動の結果でした。ますますエスカレートする安倍政権の危険な暴走。これをはねかえすたたかいに身が引き締まる新年です。 


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