2013年12月23日(月)
空の安全国民にも重要
日航解雇撤回 結審前の宣伝
|
日本航空に解雇撤回を求めて裁判をたたかう原告団(パイロット・山口宏弥団長、客室乗務員・内田妙子団長)と支援者は20日夜、東京高裁での結審を前にした最後の東京都内6カ所いっせい宣伝を行いました。
東京高裁の結審は、客室乗務員が24日、パイロットが26日に行われます。裁判は9月の証人尋問で、会社が人員削減目標を達成していたことを隠して、労働組合活動家たちの解雇を強行したことが明らかになっています。
有楽町マリオン前では、支援共闘会議共同代表の大黒作治全労連議長がマイクを握り、「経営者の恣意(しい)的な解雇を自由にさせては、労働者は安心して生活できない。日航の解雇は、国民にとって空の安全問題としても重大だ」と強調しました。
公正な裁判を求める署名に応じた女性は、「私の子どもはサービス残業に泣き寝入りさせられているが、意見をいう労働者の解雇が許されれば、『ブラック企業』問題は解決しない。頑張ってほしい」と話しました。
別の男性は、「稲盛和夫さん(前日航会長)がうまく再建したと聞いていたが、裏でこんなひどいことをしていたのか」と驚いて、署名に協力していました。