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2013年12月16日(月)

「無人機攻撃は違法、非道」

米 住民らCIA本部前で抗議

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(写真)米CIA本部前で「無人機はすべて撤廃せよ」「無人機攻撃は違法で非道、逆効果」などのプラカードを掲げる人たち=14日、米バージニア州マクリーン(洞口昇幸撮影)

 【ワシントン=洞口昇幸】米無人機による攻撃でイエメンやアフガニスタン、パキスタンなどで罪のない多くの民間人の命が奪われているとして、14日、無人機攻撃を展開する米中央情報局(CIA)本部の前で抗議行動がありました。参加者は「無人機を撤廃せよ!」のプラカードを掲げて訴えました。

 米無人機攻撃をめぐっては12日、イエメンで結婚式に向かっていた民間人の一行をテロリストと誤認して空爆し、多数の死傷者が出たばかりです。

 厳しい冷え込みのなか、参加者は首都ワシントン近郊バージニア州マクリーンにあるCIA本部前の道路沿いに並び、無人機攻撃について「違法で非道、逆効果」「テロリスト勧誘の一番の手段」などのプラカードを手に、通り過ぎる車の運転手らに訴えました。

 米政府による世界各地での無人機攻撃の実態はこれまで、被害者遺族や国際人権団体が米議会などで告発。国連も国際法上の違法性を指摘し、米研究者などからは無人機攻撃は逆に反米意識を高め、テロリストや報復攻撃を増加させる要因となっているとの声もあります。

 ワシントンから参加したキャシー・ボイランさん(70)は、「無人機攻撃は形を変えた米政府による“戦争”の継続です。私たちの税金がそのために使われるのも我慢ならない」と語りました。


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