2013年12月16日(月)
消防団員 心のケアを
被災地伊豆大島 吉良議員求める
参院総務委
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日本共産党の吉良よし子議員は5日、参院総務委員会で、台風26号により甚大な被害をうけた大島町(伊豆大島)の消防団のなかで、遺体発見や搬送などによってPTSD(心的外傷後ストレス障害)が疑われる団員や実際に通院している団員がでている事実を示し、心のケアを急ぐよう政府に求めました。消防庁の市橋保彦次長は「来月、地元の意向も受けて消防団員が多く集まる場に『心のケア』の専門家チームである『緊急時メンタルサポートチーム』を派遣する」と答弁しました。
「消防団員一人ひとりの状況把握や心配なく通院できるようなきめ細かい対応」を求めた吉良氏にたいし、市橋次長は「自身も含め分団長らが常に健康状態をチェックでき、適切な治療が受けられることは極めて重要。大島町などと連携してしっかりと取り組んでいきたい」と答えました。
さらに吉良氏は、大島町、三宅村以外の伊豆諸島には消防団しかないことをあげ、消防署などの常備消防の必要性も訴えました。
総務委員会は、消防団を中核とした地域防災力充実強化法案を全会一致で可決。参院本会議でも可決・成立しました。