2013年12月14日(土)
猪瀬知事に辞職迫る
徳洲会の裏献金疑惑
都議会で松村議員
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東京都議会定例会は13日、閉会しました。本会議の討論で日本共産党の松村友昭都議は、猪瀬直樹知事が医療法人「徳洲会」から受けた裏献金疑惑を批判。「真相を全面的に明らかにし、責任を取って辞職すべきだ」と迫りました。
松村氏は、猪瀬氏が徳洲会から受けた5000万円が「知事選の裏献金であった」疑惑を追及し、「無利子、無担保、返済期限なしで受けた資金提供は、事実上の贈与だ」と批判。猪瀬氏に対する知事選立候補直前の資金提供は「当選後の見返りを期待したものと言って過言ではない」と指摘。公務員として絶対許されない利害関係者からの巨額の資金提供だと告発しました。
松村氏はさらに、猪瀬氏が公表した「借用証」が、問題発覚後に作成した偽物との疑惑が濃厚になったと強調。強力な権限を持つ百条委員会の設置を全会派に呼びかけました。
本会議はまた、来年度、消費税増税分を都営交通運賃に転嫁する条例改定案を自民、公明、民主、みんな(2会派)、ネット、維新などの賛成多数、日本共産党の反対で可決しました。
給与返上は継続
東京都議会は同日、猪瀬直樹知事が提出した知事給料(年額1919万円余)を1年間分返上する条例案を、全会一致で総務委員会に付託し継続審議にしました。条例案は、一時金(656万円)を10%減額するもの。