2013年12月13日(金)
司法需要増
裁判所職員増やせ
仁比氏“人員体制は限界”
参院法務委
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日本共産党の仁比聡平議員は11月26日の参院法務委員会で、裁判所職員の繁忙、複雑化の実態を告発し、国民の裁判を受ける権利を保障するうえで不可欠な職員の増員をもとめました。
裁判所の業務は、導入から4年が経過した裁判員裁判、過去最高を更新している家事事件など、案件は多く、複雑さを増しています。一方、過去5年間の人員体制は昨年度は横ばい、今年度は1名減員です。その中で書記官、事務官に占める精神疾患の長期休職者の割合は、教員を超える水準となっています。
仁比氏は「これらは氷山の一角であり、これ以上の切り詰めは限界だ」と指摘し、増員を求めました。
最高裁の中村総務局長は「司法需要の増大に的確にこたえるため人的体制の整備が必要だ」と答弁しました。