2013年12月12日(木)
夜間中学拡充求める
宮本議員に 文科相「提案したい」
衆院文部科学委
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宮本岳志議員は11月27日の衆院文部科学委員会で、夜間中学校が8都府県に35校しかない問題を取り上げました。宮本氏は「さまざまな事情から義務教育未終了の方々に学びを保障する場である夜間中学校は、今日かけがえのない役割を果たしている」と主張し、夜間中学の充実を求めました。
下村博文文科相は、未終了者が多い都道府県に対しては、既存の定時制高校に併設することも駆使してすすめていくなど、「文科省としても提案したい」と答えました。
宮本氏は、国際人権A規約が、「基礎教育は、初等教育を受けなかった者またはその全課程を修了しなかった者のため、できる限り奨励されまた強化される」と明記されていることを示し、「学齢期を過ぎながら義務教育を受けられずにいる人々が日本にどれほどいるかを把握することが必要不可欠」と質問しました。
下村文科相は「(国勢調査の)調査項目に、義務教育未終了者の把握も入れてほしいということについては要望していきたい」と答弁しました。