2013年12月6日(金)
薬ネット販売
安全性軽視を追及
衆院厚労委で高橋氏
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日本共産党の高橋ちづ子衆院議員は、11月27日の厚生労働委員会で、一般用医薬品のインターネット販売をほぼ全面解禁する薬事法等改定案について「利便性を優先して安全性を軽視してはならない」と追及しました。
高橋氏は、ネット販売解禁の是非について厚労省の検討会が結論を出す前に安倍晋三首相が「すべての一般用医薬品の販売を解禁する」(6月の講演)と表明した事実を示し、「結論が出る前に方向は官邸に決められていたということだ」と批判しました。
田村憲久厚労相は、「総理がおっしゃった通りの結果になった」と認めました。
高橋氏は、販売サイトの管理者に対し、悪質業者排除やトラブルに対する責任を明確にすべきだと強調。厚労省の今別府敏雄・医薬食品局長は、「無許可やニセの医薬品の販売をしていることを知ってその業者を載せた場合は共犯的な責任が問える」とのべました。
高橋氏は、医療用から一般用に切り替えられた医薬品に副作用がないか安全性を評価する期間の上限を4年から3年に短縮することについて、「それで評価は十分といえるのか。3年で切らず柔軟に行うべきだ」とただしました。田村厚労相は「場合によっては検証期間をもっと持たなければならないものもある」と答えました。