2013年12月5日(木)
日本 ↓ “清潔度”18位
国際NGO 政治腐敗、ミャンマー改善
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【パリ=浅田信幸】世界の政治腐敗を監視する国際NGO(非政府組織)「トランスペアレンシー・インターナショナル」(本部ベルリン)は3日、2013年の世界177カ国の腐敗認識指数(CPI)を発表しました。日本は清潔度18位で、昨年より一つ順位を下げました。
CPIは、政界や公職など公共部門の腐敗について各国在住の専門家と民間企業部門の人々の認識の程度を表します。最も清潔なことを指す100から、最も腐敗している0までの点数で示します。日本は点数では74で昨年と変わりませんでした。
清潔度の高い国は昨年と同様で、デンマークとニュージーランドが91点で1位。最下位は8点のアフガニスタン、北朝鮮、ソマリアでした。
昨年比で「最も改善」した国は、民主化が進むミャンマー。15点から21点に上昇、順位も172位から157位に上がりました。
同団体のユゲット・ラベル代表は「上位国は、透明性が説明責任を支え、腐敗を防止できることをはっきりと示している」と述べました。