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2013年12月4日(水)

きょうの潮流

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 国民の目、耳、口をふさぎ、言論表現の自由まで奪うのか。秘密保護法案と軌を一にした自民党・石破幹事長の“じぇじぇじぇ”発言。戦前に戻してなるまいと、怒りの声はさらに広く強く▼東京五輪招致で世界にアピールした“お・も・て・な・し”。見返りを求めない無私無欲の精神などと紹介しましたが、徳洲会マネーから5千万円を提供された猪瀬都知事はどうか。まともな説明もできず、知事の座にしがみつく。謙虚な心とは、ほど遠い▼名護市辺野古(へのこ)の海に、新基地建設を強引に進める安倍政権。自民党本部は、沖縄の所属議員や県連を脅し、県民との公約を裏切らせています。いつまでも米軍基地を押しつける政府に、間近の名護市長選をはじめ、オール沖縄の“倍返し”が待っているはず▼ことしの流行語大賞は豊作といわれ、盛況でした。ふたを開ければ30年の歴史で最多の4語同時受賞。「言葉で元気になるのは、時代が元気になることと思ったので、手応えを感じた選評だった」とは、選考を務めた俵万智(たわらまち)さん▼生命力をもった言葉が次々と世に出るのは、時代の空気が激しく揺れ動いている証しなのかもしれません。わたしたちは日々、その息吹をともに感じながら生きています▼師走に入り、寒さは一段と厳しい。しかし各地で、各分野で、たたかいの炎は燃え盛っています。人権や自由をむしりとり、社会を窒息させる秘密法案。6日の会期末にむけ、国会の内外でいっそう大きな声を。廃案にするなら、“今でしょ!”。


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