2013年12月3日(火)
精神障害者に運賃割引を
高橋議員が不公平是正主張
|
日本共産党の高橋ちづ子衆院議員は11月29日の厚生労働委員会で、精神障害者に対する交通機関の運賃割引制度の導入が遅れている問題を取り上げ、不公平をなくすべきだと主張しました。
高橋氏は、今国会で批准される見通しの国連障害者の権利条約第20条が「障害者の移動の権利」を保障していることにふれ、交通費補助もその一つだと指摘。障害者団体の署名運動などによって実施事業者が広がってきているが、精神障害者の運賃割引制度を導入している交通機関は民営鉄道とバスで2〜3割台にとどまっている事実を示し、未実施のJR各社と航空会社に対して「経営力や公益性の大きさからみて、国として強く求めていくべきだ」と主張しました。
田村厚労相は「精神障害者の方がどんどん社会の中で頑張っている現実になってきた。移動手段を使うわけだから、(運賃割引の)意味は大きいと思っている」と答えました。