2013年12月2日(月)
女性が活躍できる社会に
婦団連が総会開く
共同広げる方針決める
ことし創立60年を迎えた日本婦人団体連合会(婦団連)は1日、東京都内で第40回総会を開き、憲法改悪を許さないたたかいなど、女性の共同を広げる2014年の方針を決めました。
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主催者あいさつで堀江ゆり会長は、憲法改悪反対の粘り強いたたかいが、いまの秘密保護法案の廃案めざす共同につながるなど、「婦団連の60年の存在価値をかけて、この1年たたかってきた」と強調。安倍政権の「女性の活用」は女性が最大の被害者になるものだと強く批判し、「真に女性が活躍できるよう運動を強め、61年目の活動をスタートしよう」と訴えました。
榎本よう子事務局長が方針案を説明。重点課題として▽憲法改悪を許さない女性の共同行動の強化▽女性差別撤廃条約に基づくジェンダー平等実現▽女性の働く権利と地位向上の実現―を提案。秘密保護法案の参議院での徹底審議、廃案を求める特別決議をあげました。
討論では、「派遣法改悪や消費税増税、秘密保護法案など個別の課題は大きい。安倍政権の政治はおかしいとの一点で手をつなぐたたかいをすすめよう」(全労連女性部)、「何でもおしゃべりすることから自分の要求も出てくる。共同を広げるのが今ほど大切なときはない」(新日本婦人の会)など活発な議論がされました。
新役員は次の通り。
▽会長=柴田真佐子(新)▽副会長=堀江ゆり(新)、伍淑子(再)、笠井貴美代(再)、櫻井幸子(再)、小畑雅子(再)、大石邦子(再)、石川一美(再)、伊藤啓子(再)、久保田みき子(再)▽事務局長=榎本よう子(再)(敬称略)