2013年12月2日(月)
緊迫 秘密保護法案
6日国会会期末迎えヤマ場
世論は徹底審議求める
秘密保護法案に対して反対・慎重審議を求める国民の声は日に日に広がり、ノーベル賞受賞者や宗教者なども反対・廃案を表明。国会には連日、朝から夕刻・夜まで、廃案を求める市民がつめかけ抗議行動を続けています。
国民の知る権利を侵害し、「秘密」を漏えいした公務員・民間業者や、「秘密」にアクセスしようとする国民を処罰する希代の悪法は、参院での審議を通じてもその危険性がますます明らかになっています。世論の盛り上がりを受け、法案採決を急ぎたい与党は、参院国家安全保障特別委員会で所管閣僚(官房長官)の出席を拒否するなど国会ルール無視のむちゃくちゃな運営をしています。
これに対し参院の野党7党は、衆院で法案に賛成したみんなの党も含め、徹底審議を与党に求めることで一致しました。法案質疑、参考人質疑とともに中央・地方公聴会を開催することが必要です。2日は国家安保特別委員会での質疑が予定されています。
日本共産党は、「廃案を求めている政党間の連携を最大限追求し、可能な限り協力・共同の行動をとるため努力する」「院外の国民のたたかいとスクラムを組み圧倒的世論の包囲で断念、廃案に追い込むことを最後まで追求する」(志位和夫委員長)立場を貫きます。
会期末にむけ、生活保護法改悪案、社会保障プログラム法案、産業競争力強化法案、戦略特区法案など、他の悪法の成立も画策されています。