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2013年11月30日(土)

2012年政治資金収支報告

共産党は自前で財政活動

上田均財務・業務委員会責任者の談話

政党助成金や企業・団体献金受け取らず

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図1

 日本共産党の上田均財務・業務委員会責任者は29日、2012年政治資金収支報告書の公表にあたり次の談話を発表しました。

 一、政党・政治団体の2012年政治資金収支報告が公表されました。日本共産党中央委員会は、収入総額232億8286万円(前年比99・4%)、支出総額235億758万円(前年比101・3%)、繰越金10億4354万円でした。

 2012年は総選挙があった年でした。このため、国政選挙がなかった11年と比べると選挙関係費等の政治活動費が増加し、他の分野で節約に努めましたが、結果的に支出総額が収入総額を上回りました。

 収支の概要は別表のとおりです。

 二、日本共産党は、党自らの努力による党費、機関紙誌などの事業活動の収入、個人からの寄付など、党員と支持者、国民から寄せられる浄財のみで活動資金をまかなっています。国民の税金を分け取りする政党助成金、政治をゆがめる企業・団体献金は、1円も受け取っていません。

図2

 国民の支持政党のいかんにかかわりなく事実上献金を強制する政党助成金は、憲法が保障する思想・信条の自由に違反する制度であり、日本共産党は、一貫してその廃止を要求しています。

 日本共産党の政治資金は、収入の87・6%、支出の61・7%を機関紙誌活動などの事業活動が占めています。ここには、わが党が「しんぶん赤旗」を中心に国民と草の根で結びついて活動していることが反映しています。

 日本共産党は、草の根で国民と結びつき、自前の組織と財政をつくり支えるために努力を続けている政党です。このことは、日本共産党が、「スジを通す党」と評価されるように、つねに国民の立場に立った活動をつらぬくことができる保障ともなっています。

 三、同時に、党財政の強化・発展のための活動はまだ努力の途上にあります。日本共産党は、来年1月に第26回党大会を開催します。この党大会にむけ、党員と「しんぶん赤旗」読者をふやし、財政面をふくめ、あらゆる面で党の自力をつよめ、国民の期待にこたえうる党に前進するために、さらに全力をあげていく決意です。

 四、日本共産党に寄せられた東日本大震災救援募金は、10月末現在、累計10億2520万円にのぼっています。この募金は、被災者救援のために日本共産党がお預かりしたものなので、政党としての政治資金とは区別し、責任をもって被災地に送り届け、または救援活動に充当し、その結果を「しんぶん赤旗」やホームページ上に公表しています。


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