2013年11月29日(金)
猪瀬都知事「徳洲会」資金問題
共産党が百条委提案
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日本共産党東京都議団の大山とも子幹事長は28日の都議会議会運営委員会理事会で、猪瀬直樹知事が「徳洲会」グループ側から5000万円の資金提供を受けた疑惑を解明するため、地方自治法100条に基づく調査特別委員会(百条委員会)を設置するよう提案しました。
大山氏は、都の補助金を受けている医療グループから猪瀬副知事(当時)が資金提供を受けたことは重大問題だと強調しました。
これに対し自民党・公明党・民主党・生活者ネット・みんなの党の各会派が意見を表明。今回の問題を重く受け止めていることでは一致し、「29日に行われる知事の所信表明、12月5・6両日の各会派の代表・一般質問への答弁を聞いてから検討したい」「百条委設置を含め検討したい」との発言も出ました。
大山氏は「知事の発言は一日のうちでも次々変わってしまう。各党が重大な問題との認識で一致したことは重要」と指摘。百条委設置問題を検討する理事会の開催を求めましたが、この日は一致しませんでした。
理事会後、大山氏は記者団に対し「知事が利害関係者から(資金を)受け取ること自体、都政をゆがめかねない問題。その上、公選法に抵触する可能性もあり、議会として真実を明らかにする必要がある。各会派と協力して議会の責任を果たしたい」と語りました。