2013年11月26日(火)
働くルール守らせよう
民青東大駒場班 ブラック企業シンポ
小池議員が参加
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若者などを過酷な労働に追い立て、使い捨てにする「ブラック企業」から労働者を守り、なくすために何が必要か―。日本民主青年同盟東大駒場班は東京大学文化祭の24日、「ブラック企業シンポジウム」を開き、学生や青年ら150人が参加しました。
パネリストは、日本共産党の小池晃副委員長・参院議員、「ブラック企業被害対策弁護団」団長の佐々木亮弁護士、首都圏青年ユニオンの神部紅事務局次長です。
佐々木氏は、労働者を大量に採用し、低賃金・長時間労働をさせて利益を上げるブラック企業をなくすには、長時間労働やサービス残業の規制が必要と主張。「働くルールを学ぶことと同時に、『おかしいな』と思ったら労働組合や弁護士など専門家に相談してほしい」と話しました。
神部氏は、実例を上げながら「労働者が労組に入り、声を上げたことで違法行為が是正され、社内や他業種に影響が広がることもある」と話し、労組の役割を紹介。低賃金で働く若者への、家賃補助制度の必要性も語りました。
小池氏は、共産党が国会に提案した「ブラック企業規制法案」について(1)長時間労働の是正(2)離職者数の公表・就職情報・広告の適正化(3)パワハラの取り締まり―の三つの柱を説明。「違法・脱法行為を規制することは、ブラック企業だけでなく全ての企業で働く労働者の問題の解決にもつながります。党派を超えて実現させたい」と語りました。
また、秘密保護法案について「こういう議論の場さえ、どうなるかと思うぐらい危ない法案。国民の目や耳をふさいでしまう」と廃案を訴えました。
参加した高校生は「シンポに来てない人にも内容を伝えたい」と共感していました。