2013年11月25日(月)
建設労働者と志位さんがトーク集会
千葉市内
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日本共産党の志位和夫委員長は23日、千葉市内で建設産業労働者とのトーク集会に臨みました。会場いっぱいの参加者を前に「20年前、みなさんに国会に送り出していただいて以降、全力で頑張ってきました」と切り出した志位さん。地元での和やかな集いとなりました。
千葉県建設産業労働者日本共産党後援会と党千葉県委員会が開いたもの。準備のなかで5人の入党者を迎え、集い当日は3人が入党を決意しました。
冒頭、秘密保護法案をめぐる緊迫した情勢を報告した志位さんは、「激動の情勢と日本共産党の値打ち」を五つの角度から縦横に語りました。
参加者とのトークでは、「なぜ政党助成金をもらわないのか」「安保をなくして日本をどう守る」から消費税や相続税、マスコミ状況まで幅広い質問が次々あがり、志位さんがていねいに答えました。
最後に、参加者に入党の呼びかけをした志位さんは、船橋市で日本共産党員として地道に活動してきた父親の生き方にも触れながら、「みんなを幸せにする生き方が一番幸せだと思います。そういった生き方を共産党員として送りましょう」と呼びかけました。
集会後、「志位さんの話は、すごくよかった。いままで共産党はあまり好きじゃなかった。反対ばかりで経済に弱いと思っていましたが、ああっ、すごいって感動しました」と語る女性(59)=我孫子市=。
トークでは志位さんに「こういう場所に初めて参加した」と切り出して、建設現場の実態を訴えました。
「現場では大手がしきり、ピンはねで3次、4次の下請けで働く人に賃金がちゃんと渡らない。構造を変えないと、いつまでたっても、ひどい生活のままです。本当に味方になっていただけるのか」
メモをしながら聞いていた志位さんが答えます。「建設業や製造業では、大企業中心の重層的な下請けの構造で、単価がギュウギュウにしぼられます。こんなシステムは日本だけで、ヨーロッパには『下請け』ということばもありません」
具体的には、(1)独占禁止法を強化して、大企業が下請け企業を吸い上げる仕組みをただす(2)適正な入札価格でまともな労賃を保証させる公契約条例・法をつくると説明した志位さん。「大企業全体でため込んでいる270兆円もの内部留保を賃金や下請け代金に回させる、社会的圧力が必要です。この主張は、安倍政権ですら認めざるをえませんでした。政治の力でやっていきたい」と強調しました。