2013年11月24日(日)
女性1万5000人がデモ
和平実現と暴力反対掲げ
コロンビア
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【サンティアゴ=菅原啓】南米コロンビアの首都ボゴタで22日、反政府武装集団コロンビア革命軍(FARC)と政府との和平交渉支持と女性への暴力反対を掲げた女性たちのデモが行われ、報道によると、約1万5000人が参加しました。
女性たちは、暴力を拒否する黒や平和を象徴する白の服に身を包み、「女性への暴力はもうたくさんだ」「社会的公正を伴う和平を信じている」などのプラカードを持って、市内各所から中心部のボリバル広場まで行進しました。
デモは同国の女性団体が共同で組織したもの。ボゴタ市当局も市民に参加を呼びかけ、警備には女性警察官があたりました。
デモには、内戦が激しい南西部の先住民女性も多く参加。カウカ県の女性は外国メディアに、自分の3人の子どもたちが「武装組織に属するようなことはしてほしくない」と語り、早期の和平実現を願う思いを明らかにしていました。