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2013年11月23日(土)

JR北海道

レール報告義務なし

穀田議員追及 安全軽視あらわ

衆院国土交通委

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写真

(写真)参考人に質問する穀田恵二議員=22日、衆院国土交通委

 重大事故やレールデータ改ざんなど不祥事が相次ぐJR北海道の安全問題で、衆院国土交通委員会は22日、同社の野島誠社長らを参考人招致し、集中審議を行いました。日本共産党の穀田恵二国対委員長の追及で、同社の根深い安全軽視体質が明らかになりました。

 レールの検査データ改ざんに関し穀田氏は、同社の「線路検査規定」では検査結果を“必要のつど、別途の指示により”保線所等に報告するとされていることを指摘。「必要がなければ報告しないでよいということか」と質問しました。

 同社鉄道事業本部の笠島雅之工務部長は「現地の管理室、保線所等に管理を任せている」と事実を認め、穀田氏は、「JR他社が行っている報告・ダブルチェック体制がない」と批判しました。

 穀田氏は、国鉄労働組合北海道本部が事故の原因究明・再発防止を求めて団体交渉を申し入れても半年間放置したあげく、文書回答しかしないなど不誠実な態度を批判。福知山線脱線事故を起こしたJR西日本は事故直後に全労組参加の「労使安全会議」を開いたとして、「『きたんのない意見を聞く』というなら全組合を包括した話し合いを設けるつもりはないのか」とただしました。

 野島氏は、「全組合同一テーブルでの協議は考えていない」とのべ、全社一丸となって安全を確立する立場に背を向けました。


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