2013年11月23日(土)
米軍レーダー
京都配備強いるな
井上議員 アセスなし批判
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日本共産党の井上哲士議員は21日の参院外交防衛委員会で、住民の不安を無視して、航空自衛隊経ケ岬基地(京都府京丹後市)への米軍Xバンドレーダー配備を強行しようとしている政府の姿勢を批判しました。
井上氏は、電波による健康被害や大気汚染などの不安が住民に広がっており、環境影響評価(アセスメント)を行わないままの配備強行は問題だと指摘しました。小野寺五典防衛相は「外国軍隊には特別の取り決めがない限り、国内法は適用されない」として、アセスを拒否しました。
井上氏は、米国が50年間租借しているマーシャル諸島共和国クェゼリン環礁にXバンドレーダーを配備した際は、米国外であっても環境アセスが行われ、ウミガメやサンゴなど動植物も調査していると述べ、「日本の住民の安全や人権が軽んじられていいのか」と追及しました。
また、レーダー設置の用地確保で、防衛省が「ハンコを押していないのはあなただけ」と地権者を分断している現状を告発。「住民合意を踏みにじるやり方は中止すべきだ」と求めました。